初めに
私は2013年3月に高校を卒業し、専門学校に入学しました。
その後専門学校に入学して2015年3月に専門学校を卒業しています。
当時はリーマンショックの残り香からか、まだまだ就職氷河期でいわゆる「買い手市場」でした。
私は1年生の12月頃から就活を始めました。そんな私が就活を振り返ってみたいと思います。
ちなみに高校時代はいわゆる「進学校」というやつに通っていました。
情報(IT)系の授業はほとんどなく、専門学校からITの勉強を本格的に始めました。
就活の際のスペック
就活を始めた時の私のスペックを簡単に書きたいと思います。履歴書に書く主要部分でお話しすると、
- 出身高校は県内ではそこそこな進学校
- 県内ではなかなか有名なIT専門学校に在籍する1年生
- 専門学校入学半年後の試験で基本情報技術者試験取得
- その他の資格としては運転免許くらい
- アルバイト経験なし
- 成績はS・A・B・C評価でほぼ全科目S(一箇所A) ※就活当時は1年前期の成績のみ
こんな所でしょうか。まぁ、決してハイスペックというわけではありませんね。
ちなみにITの専門学校ではありますが、この時点ではプログラミング能力は皆無です。2年の6月頃から本格的にプログラミングの授業が始まります。
就活の結果
先に結果をお話ししてしまうと、一社も落ちることなく内定を頂くことができました。
内定(というか内内定というやつでしょうかね)は3月に終わりました。新卒で入社することになる会社は3ヶ月という就活で決まりました。
履歴書がスカスカながらも、氷河期を勝ち抜いた私が「意識」していたことをお話しさせていただきます。
事前準備
会社説明会など、会社の方とお会いする機会では愛想を振り撒くようにしていました。
とは言っても、特別媚を売っていたとかではありません。「当たり前」をやっていました。
例えば、ロビーでの案内や部屋に入った際に社員の方に挨拶をする、(友人と一緒に参加しましたが)騒がない(当たり前ですね)。
説明会のアンケートには丁寧に答える。(用紙記入型がほとんどでした。丁寧な文字で書く、空欄にしない(「特にありません」でも記入)、フリースペースにはお礼の言葉を書く etc)
会場を出るときに、社員の方がいればお礼の言葉を一言伝える。などでしょうか。
書いてみれば大したことないのですが、できない人は出来ないことですね。簡単なことなのにやっておくと「良い意味」で印象に残ります。
そんなに学生のことを覚えているものなのですか?
正直、一人一人をしっかり覚えているかというと怪しいです。
私は会社側の人間として説明会の担当も面接の担当もしましたが、全員は覚えてなかったですね。
面接リストと説明会のリストを見てみて、「あ〜、この子か」くらいのものでした。
それでも「印象に残った子」は覚えていましたよ。
挨拶してくれた子だな、話しているときに頷いているのが印象的だったなとか。
そんな学生は面接の受け答え自体もしっかり出来ていましたが、最初から印象も良いので採用会議でも話題に挙がりやすかったですね。
数少ない覚えられた就活生ってだけで大きなアドバンテージなわけですね!
試験について
筆記試験
筆記試験はSPIやCABを筆頭に会社によって色々ありますよね。ここはしっかり対策が必要だと思っていましたし、多少対策をしていました。
私が勤めていた企業ではSPIは無くCABのみでした。他にも学校の国数のテストのような試験をしている会社もありましたね。
筆記は「点数」という明確な値が出てしまいます。しっかりと対策が必要ですね。
CABについては、以前記事を書いているので是非読んで見てください。
ちなみに私はSPIの対策をしていたのですが、受けた企業でSPIを使っている企業は一つもありませんでした。
CABと作文、国数のテストが筆記試験でした。CABはゲーム(「やわらかあたま塾」とか知ってますかね?発売は2005年です(笑))のような感覚で解けたので試験とはいえ楽しかったです。
作文と国数の試験については、進学校だったことに感謝という感じですね。
面接試験
面接試験については場数を踏むしかないですね。
ただ個人的には面接練習は必要ないと思っていますし、実際にやってません。
入退室のマナーのようなマナーについてはしっかりと覚える必要がありますし、敬語なんかも大事ですよね。
ただ、一朝一夕で身につけてもボロが出てしまうので、普段から先生たちのような目上の方との話の機会で意識しておくと良いと思います。
面接において私が意識していたことは「丸暗記しない」ですね。
元々、そんなに立派な頭をしていないので暗記が苦手なのですが、キーワードだけ覚えておいて話しながら文章を組み立てていました。
丸暗記だと、一回飛んだ(忘れた)瞬間に全て分からなくなってしまうんですよね。
練習でいくら上手く話せても、本番は緊張もあって上手く行かないものです。
「「話す」ではなくて「喋る」ような感じで」というのが私が意識していたことですね。
面接については面接官もやっていたので、そちら視点の記事も後日書きたいと思います。
会社選びについて
正直、ここが一番大事で読んで欲しいところです。
中途採用であったり、転職でITを目指す方にも是非読んでほしいです。
一番大事なのは「採用担当で会社を決めない」ことだと思っています。
IT系はPCに向かってカタカタのイメージが強いと思いますが、実際のところ結構コミュニケーションを取ります。
開発は大抵の場合「チーム」で行うので、長く、多く一緒に開発をやる社員の質ってとても大事なんですよね。
採用担当は大抵の場合「総務の採用担当」が出てきます。この採用担当の方って、「一緒に仕事をしない」ことが多いんですよね。
「採用担当の方の雰囲気が良かったから、この人と一緒に仕事したいなー」とか思ってると「現場(開発チーム)にはいない」みたいなことが普通に起こります。
「開発をやっている採用担当」(僕はこの立ち位置でした)を最低限見ておきたいところです。
会社によっては、現場の人間が出てこないこともあると思うので、会社見学などで雰囲気が掴めると良いと思います。
今回の記事はここまで。
採用・就活については色々書きたいことがあるので、単発で記事を書いていきたいと思います。
また、フリーランサーとして案件獲得もできたので、その辺りのお話もできたらなと思っています。お楽しみに!