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IT職の入社試験の「CAB」とは?

CABとは

「Computer Aptitude Battery」の略称で、コンピュータ職適性診断テストのことです。
2020年現在、僕が務めている会社でも新卒採用や極端にキャリアの浅い中途採用の採用試験として使用しています。
適性診断とあることから「この職種に向いているか」の判断材料にしています。業界外からの新卒就活生も多いので、向いていることや長く職に就いていられるかの判断に使用しています。
色々な対策サイトや本があるので、是非調べてみてください。

CABの各設問と解説

1.計算

「暗算」と表記されることが多いようですね。
時間内に多くの問題を解くことを意識する必要があるようです。
(私が勤めていた会社の試験は全て解くことが不可能ではないので、、、(笑))
個人的にはかなりの点取りセクションだと思っています。

コツとしては「最後まで計算しなくて良い問題」を最後まで計算しないことかな?と
極端ですが、こんな問題が出たりします

123 × 456 = ?
  • A.  56.088
  • B.  560.88
  • C. 5,608.8
  • D. 56,088

これ、筆算しようとすると結構大変ですよね。
(こんな問題がでるので、「暗算」と表現しませんでした)
でも、「100 * 100」ならどうでしょう?「10000」と簡単に答えがでますよね。
「123 * 456」なんて、「100 * 100」よりも大きいに決まっているのだから「D」が正解だろう、と。
こんな風に、計算をほとんどしなくても解ける問題が多い印象です。

2.法則性

ほとんど場合、並んでる図形がどんな法則で変化しているかを考える問題です。
「三角形→四角形→???→六角形→七角形」、この場合「???」には何がはいる?みたいな感じですね。

問題が多くて全ては紹介できないのですが「隣の図と何が変わっているか」を見ていくと解ける問題ばかりです。

  • 並んでいる図形が左/右回りで回っている
  • 白い図形が黒い図形になる
  • だんだん小さく/大きくなる
  • 沢山並んでいる図形の数が減る/増える

といったような感じで変わっているので、それを見つけられれば難しくないかな?と思います。
場合によっては、組み合わせもあるので間違い探しを頑張ってみてください。

3.命令

採用活動をしていると、かなり正答率が低いことに気付かされるセクションです。
なんかややこしいですもんね。
しかし、命令を落ち着いて1つずつ見ていくと案外解けます。
大切なのは、「他の命令マスに影響する命令」ですかね。
まずは命令を上から見てみて、「前の命令を打ち消す」とか他に影響するものに印をつけておくと良いかもしれません。
自分自身のマスに影響するものは上から見ていけば解けますからね。

4.暗号

これまた正答率が低いセクションですね。
さっきの命令表が「命令を辿った結果」を答えるのに対して、暗号は「結果を見て、命令がなにか」を答える問題です。
まずは、ルート1つずつ見ることが大切かな?と思います。

「2.法則性」にも似ていますが、「図形に何が起きているか」を考える力が必要です。
これまた同様に「小さく/大きく」「白く/黒く」といった変化が起きているので、まずはルート1つ1つ変化を確認しましょう。

その後は、一部同じ命令を辿っているルートがあるはずなので、そのルートの共通点探しです。これができれば、複数のルートで使用されている命令の内容が分かります。

こんな感じで1つずつ潰していけば、おのずと答えが見えてくるかと。
少しずつスピードが出せるようにしていきましょう。

まとめ

採用をしていて、「高得点」の人の問題用紙を見ると回答のために記入している内容が非常にシンプルで少ないです。(計算問題なら「筆算が途中で終わっている」「そもそも筆算が無い」みたいな)

基本的に「多くの問題をどれだけ解けるのか」が大事になってくるので、経験を積むことももちろん、自分なりの考え方や解き方を確立することも大切かな?と思っています。