絶対に必要と言うわけではないですが、過去の経験から基本的に必要であると思われる機能の導入や、設定を行っていきます。
DB接続準備
何も環境が無い場合はDBサーバの用意をしてから、LaravelでそのDBサーバへの接続設定を行います。
今回はSQLiteを使用していきたいと思います。
SQLiteを使う理由は単純明快で、準備に特別なことが必要ないからです。
今回はLaravelの開発に焦点を当てたいので、DBなどの環境面でややこしいことや問題がなるべく発生しないように進めていきます。
SQLiteの準備
ファイルを作成するだけです。
プロジェクトディレクリの「database」下に「database.sqlite」という名前のファイルを作成します。

接続設定
続いて、LaravelからSQLiteを使用するための設定をしていきます。
設定が必要なファイルは下記2つになります。
- .env
- config\database.php
今回、実際に行った設定は下記の通りです。
基本的には難しい記述はないかと思います。
ややこしいところとしては「 ‘database’ => database_path(env(‘DB_DATABASE’, ‘database.sqlite’)),」の部分でしょうか。
分解して説明します。
「env(‘DB_DATABASE’, ‘database.sqlite’)」の部分はconfigに良く出てくる記述になります。.envファイルから「DB_DATABASE(第一引数)」を探し、その値を使用します。.envに値が見つからない場合は「database.sqlite(第二引数)」を使用します。
「database_path(<省略>)」はLaravelプロジェクト内の「database」ディレクトリ内の引数のファイルを検索し、フルパスを返してくれます。今回は「env()」の結果のファイル名を検索し「<プロジェクトまでのパス(c:/hoge/fuga/など)>/bookmark-shelf/database/database.sqlite」のようにパスを返してくれるわけですね。
なので、この関数部分は直接フルパスを設定しても問題ありません。
このように関数化しておくと、ファイルパスが変わった際に環境設定ファイル(.env)を変更する手間がなくなるので、動的にパスを取得するような設定値を使用しています。
Laravel Debugbar
Laravel Debugbarとは
開発を便利に進めるためのツールです。導入は必須ではありません。
導入することで、ブラウザ上でSQLを確認したり、リクエスト・レスポンスの情報を確認するといったような、開発をスムーズに進めるための手助けとなるツールなので、導入をお勧めします。
導入方法
コマンドを実行すればOKです。
composer require --dev barryvdh/laravel-debugbar
php artisan vendor:publish --provider="Barryvdh\Debugbar\ServiceProvider"
アプリを起動すると、ページ下部にDebugbarの存在が確認できるかと思います。

最後に
今回はここまでとなります。
システム開発、アプリケーション開発では必要なものを適宜入れていくことになると思いますが、今回のDB設定とLaravel Debugbarについては、必ずと言っていいほど毎回設定をしています。
他にも開発者によって、必須のライブラリ等があるかと思いますので、経験を積みながら必要なツールを見つけていければ良いと思います。