だんだんピントが合う感じの編集【あの編 vol.1】【Premiere Pro】

 
今回から「あの編」シリーズと題して、動画で見かけるあの編集をやっていこうと思います。
解説記事というよりも、動画編集歴の浅い私の勉強の備忘録的な動画になります。

今回作成する編集を利用した動画

「編集なし→編集あり」の順で、同じような素材が流れます。

今回の動画は、

  1. カメラの電源は入っているけどレンズカバーを外していなくて真っ暗
  2. カメラの目の前に立っているビィちゃんが気付いてカバーを外す
  3. ビィちゃんが近すぎてピントが合っていないが、だんだんとビィちゃんにピントが合う

というイメージで編集してみました。

他にも一人称視点の動画で「起こされて目を開けるようなエフェクト」と組み合わせたり(面白そうだからやってみよう)、Vlogの入りにも使えそうだなと思いました。

ちなみに編集はめちゃくちゃ簡単でした。

ワークスペースの設定

ワークスペースは皆さん各々の設定があると思いますが、今回はデフォルトの「エフェクト」設定を利用していきます。

「ぼやかす」エフェクト

ぼやかす為のエフェクトは「エフェクト > ビデオエフェクト > ブラー&シャープ > ブラー(ガウス)」を利用します。
タイムラインパネルの上の対象の素材に「ブラー(ガウス)」をドラッグアンドドロップで設定します。

「fx」のアイコンが緑色になりますね。

「ブラー」は「blur」でしょうかね。英語で「ぼやける、ぼやかす」といった意味の単語のようです。
「ガウス」は分かりませんでした。ただ、ぼかす編集の際は「ブラー(ガウス)」が良く使われるようですね。

さて、エフェクトを設定しましたが画像やぼやけていません。これは効果が「0」なので、実質効果なしとなっているためですね。
素材を選択して「エフェクトコントロール」からぼやかす設定をしていきます。
ブラーの数値を上げていくと素材がぼやけるので数値を上げていきます。

「だんだんとクリアになる」エフェクト

続いて、このぼやかしを外して(?)いきます。
まずはアニメーションの起点を作成するために、アニメーションをオンにして起点を作成します。
赤矢印のところにアイコンが出ていれば起点が作成されています。

続いて、完全にぼやかしがなくなる位置を設定します。
とりあえず適当に再生ヘッド(青い線)を適当に位置に移動して、キーフレームの追加を行います。
赤矢印の位置にアイコンがつきますね。そしたらブラーの数値を0にします。

それでは、再生して確認してみましょう。だんだんと絵がハッキリとしてくるように編集ができたと思います。
切り替わりが「遅い」「早い」と感じたら、追加したキーフレーム(上の画像の赤矢印の部分の♢マーク)の位置を変えましょう。開始 – 終了が1秒くらいでもしっかりとエフェクトを感じるので、長いタイミングで設定しなくても大丈夫だと思います。

複数のトラックに素材がある場合

さて、それでは複数のトラックに素材がある場合を見てみましょう。
左がV1、右がV2です。もちろん、先ほど設定したV1にだけブラーがかかっていますね。

もちろん、V2にも同じようにエフェクトを設定すればOKですが、タイミング合わせるのがめんどくさいですね。
それに普段の編集では2つじゃ済まない可能性も。。。。タイミングを変えたいってなったら。。。。
と、考えれば考えるほど「それぞれに設定」はめんどkリスクがありますね。

そんな時は「調整レイヤー」を使って画面に対してブラーエフェクトを当てていきます。
「ファイル > 新規 > 調整レイヤー」として調整レイヤーを作成します。
このとき、「プロジェクト」(今回のワークスペースの場合は左下)が選択されていないと、調整レイヤーの選択ができないので注意。
調整レイヤーの設定は必要に応じて変更します。今回はそのまま使用。(大きさ以外ヨクワカラナイ)

調整レイヤーをタイムラインパネルに配置して、調整レイヤーに先ほどと同様にブラーエフェクトを設定します。
すると、2人ともブラー効果がかかりましたね。

ちなみに、調整レイヤーの上のトラックにはもちろん効きません。上手く使っていきましょう。

調整レイヤーだけで記事作れるね。。。と感じました。