OneDriveに2アカウント(パーソナルとビジネス)を関連づける

経緯

法人で使用しているOneDriveと個人で契約しているOneDriveを同じPCに紐づける必要がありました。
元々個人でMicrosoft365を契約して使用していたのですが、法人化をきっかけにビジネスアカウントを作成した形になります。

ノートPCは分けてしまえばいいの問題ないのですが、作業スペースの兼ね合いもあってデスクトップPCについては両アカウントを紐づけて使用したいと思いました。
今回は2つのアカウントを紐づけることが可能なのか?が気になったので調べながらやっていきたいと思います。

結論:「ビジネス」の複数アカウントならOK

こちらの公式サポートを確認しても、重要: 複数の職場または学校アカウントを持つことができますが、個人用 OneDrive アカウントは 1 つだけです。」と記載されており、パーソナル(個人)アカウントは複数関連付けることが出来ないようです。

ビジネスに登録して分かったことですが、ビジネスアカウントは組織管理者によって追加されます。
働き方次第ではありますが、一時的に外部の組織に入れてもらうといった運用も考えられるので、ビジネス(職場・学校)アカウントは複数同期がかけられるのかな?と思います。

実際、私も案件先からMicrosoftアカウントを発行されたこともありました。
また、パーソナルアカウントとビジネスアカウントを同時に利用することも可能でした。

個人アカウントは1つという制限以外は制限が無さそうですね。安心しました。
さすがに個人アカウントを複数契約するとコストもかさむので、複数契約するメリットもあまりないと思います。

一応手順

ややこしい操作は基本なかったですが、一応手順です。

まず、PCのOneDriveの設定を開き、アカウント設定から「アカウントを追加」を選択します。

メールアドレスは同期するビジネスアカウントのアドレスを追加。
ここで、すでにパーソナルアカウントを同期しているのにも関わらず、パーソナルアカウントを入力した場合はエラーとなります。

必要に応じてOneDriveフォルダを選択します。
選択した場合、選択したフォルダに「OneDrive – 組織」というフォルダが作成されることになるようです。
私の場合、「D:/OneDrive」のようにフォルダを用意したところ「D:/OneDrive/OneDrive – 組織」となりました。なんかダサい

続いて、自動同期の設定を行います。
パーソナルアカウントを紐づけている場合、そちらで同期しているのではないでしょうか?
私はそもそも、この自動同期が嫌いなのですべてOFFにしていますが、必要な方はONにしておきましょう。

基本的には画面の指示通り、なんなら個人アカウントの同期開始時と同じ手順で登録できました。
同期後、タスクトレイのOneDriveアイコンが2つになりました。私の環境では色付きがビジネスアカウント、白黒が個人アカウントでした。

とても簡単に2アカウント同期ができました。
個人アカウントを関連付けていても、ビジネスアカウントを関連付けられるのはありがたいです。
(それがセキュリティ的にどうこうって話は置いておきますが。。。。)

中にはフリーランスで個人アカウントを持っていて、現場に入った際にアカウントを渡されるといったことも考えられますからね。
もちろん、PCが貸与であったり、私物PCがNGというパターンもあると思うので、そのあたりのセキュリティルールには注意が必要です。